音楽との出会い

私の音楽との出会いはいつだったでしょうか。いつなんでしょうか?わかりません。だって、物心ついた時には当たり前のようにピアノを弾いていたんです。
音楽家にはよくある話なのですが、私の母が実はもともとピアノをやっていたので、私が生まれた時、環境はすでに恵まれていました。家では毎日ピアノが鳴り、レコードが鳴り、そして時には父の趣味であるフルートやギターの音もしていたかもしれません。
その頃の私はというと、まぁ子供の私にはまだ手も小さく、もちろんピアノなんて弾けません。せいぜい鍵盤をめちゃくちゃに叩くぐらい?そのかわり子供にでもできることといえば・・・ そう、母の話によれば、私は一日中大声で歌ってばかりいたそうです。一度歌い出したら止まらない、そんな感じ。それも、「♪さっっちゃんーはねっ!!」と、『さっちゃんの歌』をやけにリズミカルに歌っていた、らしい・・・。
そんな私も、4歳になってやっと本格的にピアノを習い始めるのです。
が!今度は、私にはドレミを必死で覚えた記憶がないのです。これもまた母の話によると、ピアノの先生である母が生徒にレッスンしているのを側で見ていた私は、生徒が見ている楽譜と鍵盤と、あとは母が「ド」とか「レ」とか言っていたのでしょうか、それとをパズルのように頭の中で組み合わせて、気付いたら一人で覚えていたんだそうです。
小さいながらおもしろいことを覚えた私は、家にあったいろんな楽譜を引っ張り出してきては、音符にドレミをふったり、もう少し大きくなればちょっと先生になった気分で、クレッシェンド・デクレッシェンドの松葉を落書きしたりして楽しんでいたのです。
それが、私と音楽との出会い。それからは、普通にレッスンに通い、おじいちゃんおばあちゃんや、親戚にプレゼントがもらえる発表会が毎年楽しみだったかな。初めての発表会(幼稚園の時)では、ドビュッシーの『小さな黒人』を弾きました。今でも大好きな1曲です♪
今やっとピアノ歴20年、ヴァイオリンをやりたいと思って中学に入り、それがきっかけで私にとってアンサンブルをするということがどんなに楽しく幸せなことであるかを知りました。
私の音楽生活にアンサンブルはなくてはならない。だからこそ、一緒に演奏できる仲間と、もう1つ忘れてはならない、アンサンブルと出会わせてくれた母校との出会い。ピアノしか知らないピアノ人間だった私が、もっと幅広い音楽を教えてくれた原点です。
そのヴァイオリン歴も、いつしか10年を超えました。
大学時代に声楽と出会い、オペラと出会い、室内楽もやりました。いろんな経験をし、伴奏も大好きな私になっていました。頼まれたら絶対やりたい、いえ、本当は頼まれなくてもやりたいのです(笑)
今は二胡がやりたい。新しい挑戦です。そういえば、ティンパニーやりたいと思ったこともあったな・・・。ドラムも。打楽器系も好きなようです。
おわり

MIDORI PIANO STUDIO

奈良県奈良市あやめ池の 浅井みどりピアノ教室です。 近鉄奈良線菖蒲池駅より徒歩7分。 四季折々の景色が楽しめるあやめ池を抜け、閑静な住宅地にございます。 小さなお子さまから大人の方まで、楽しく丁寧にご指導いたします。

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